お子様の成長で気になることはありませんか？

「うちの子、周りの子と比べて小さい気がする…」 「なかなか背が伸びないけど、いつか成長するのかな？」

お子様の成長について、ご心配なことはありませんか？ 小さなお子様の成長は、ご家族にとって大きな関心事です。 当院では、お子様の成長に関する様々なお悩みについて、専門的な知識と経験に基づいた診療を行っております。

小児低身長とは

一般的に、同じ年齢・性別のお子様100人の中で、身長が低い方から数えて2.5番目以下（-2SD以下）の場合を「低身長」と診断します。 しかし、成長のペースは一人ひとり異なりますので、身長の数値だけで判断するのではなく、成長曲線を用いて経過を観察することが重要です。

以下のようなことが気になる場合は、一度ご相談ください。

• 同年代のお子様と比べて、明らかに身長が低い
• 年間成長率が低い（1年間で4cm未満など）
• 成長曲線において、成長のペースが鈍化している
• ご家族に低身長の方がいる

小児低身長の原因

小児低身長の原因は様々です。

• 体質的なもの（特発性低身長）： 明らかな原因が見当たらないもの
• 遺伝的なもの： ご家族に低身長の方がいる場合など
• 内分泌疾患： 成長ホルモン分泌不全症、甲状腺機能低下症など
• 染色体異常： ターナー症候群など
• 骨系統疾患： 軟骨無形成症など
• 慢性疾患： 腎臓病、心臓病、消化器疾患など
• SGA（Small for Gestational Age）： 在胎週数や出生体重が小さい状態で生まれた場合

原因を特定するためには、詳細な問診、身体計測、血液検査、レントゲン検査などを行います。

小児成長ホルモン治療について

小児成長ホルモン治療は、成長ホルモン分泌不全症をはじめとする、成長ホルモンが十分に分泌されないことが原因の低身長に対して行われる治療法です。 遺伝子組換え技術によって作られた成長ホルモン製剤を、ご自宅で毎日皮下注射します。

当院の小児成長ホルモン治療の特徴

• 専門医による丁寧な診察と診断： 成長に関する専門的な知識を持つ医師が、お子様の状態を丁寧に評価し、適切な治療方針を決定します。
• 個々の成長に合わせた治療計画： 定期的な診察と検査を行いながら、お子様の成長に合わせて治療内容を調整します。
• ご家族へのサポート体制： 注射方法の指導や、治療に関する不安や疑問に丁寧にお答えするなど、ご家族をしっかりとサポートいたします。
• 多職種連携： 必要に応じて、栄養士や心理士などと連携し、お子様の成長を総合的にサポートします。

治療開始の時期について

成長ホルモン治療は、一般的に骨端線が閉鎖する前に行うことが望ましいとされています。 骨端線が閉鎖すると、成長ホルモンを投与しても身長の伸びは期待できません。 そのため、気になる症状がある場合は、できるだけ早期にご相談いただくことが大切です。

まずはお気軽にご相談ください

「もしかしてうちの子は低身長？」と少しでも気になったら、お気軽にご相談ください。 当院では、お子様の成長に関するご相談を随時受け付けております。 専門医が丁寧にお話を伺い、必要な検査や治療についてご説明いたします。

お子様の健やかな成長のために、私たちがお手伝いできることがあれば幸いです。